今日は、ここ数日間に比べたら暖かかったかな。
今年も押し詰まってきましたが、数年前から年末感が無くなっているような気がしてなりません。
過去の記憶では12月も20日を過ぎるとカレンダー配りつつ比較的のんびりモードに突入していたような気がしましたが・・・。
景気が悪いからか、四半期決算がふつうに行われるようになったからかわかりませんが、せかせかした感じです。
カレンダーを貰うことも少なくなりましたし、なんだか寂しい年の瀬です。
薄ら寂しい話題から始まって恐縮ですが、そんな年の瀬とは無縁(のよう)に感じる「丸の内」です。
”丸の内仲通り”と呼ばれるメインストリートはこの時期、より一層華やかな感じ。
夜はイルミネーションがすごいと聞きますが、通ったのは日中。
それでもストリートの両側は蒼々たるブランドショップが建ち並び、昼でさえどこか幻想的なのです。
景気が悪いだのなんてハナシは別世界のように感じるほどに・・・。
でもしかし、なんだか違和感をおぼえました。
画像右側の建物はこの地域でも一番新しい Marunouchi BRICK SQUAREというビルです。
一見「重厚」「旧く」感じますが、表面だけ取り繕った「軽さ」「安易」が垣間見えてしまうのです。
ニューヨークやロンドン、パリのような歴史のある街に近づこうとして、その実、歴史的重みなど全く無い建造物しか
造れない、日本の悲哀を感じてしまいます。
コトバを選ばずに云ってしまうと「張りぼてのような街」「映画セットのような街」。
これが、日本の一等地でおきている現実?
この地域で続々と取り壊されている旧来のビルは本物の素材(レンガや石材)を多用したビルが多かったと聞きます。
モダンなビルも魅力的ですが、歴史を積み重ねる年輪のような建物こそが、この地域に相応しいとも思うのですが・・・。
丸の内に存在する企業は、世間の不況感どこ吹く風で一足早く景気が回復しているのでしょう。
再び、地域内のあちこちでスクラップ&ビルドが始まっており、街が姿を変えようとしています。
薄っぺらでどこかで見たような建物の寄せ集めでは無く、「Tokyo Marunouchi」という個性を世界に魅せつけて欲しいなぁ。
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- 2009/12/22(火) 22:14:23|
- おでかけ・街ネタ
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