昨日から洞爺湖でサミットが開催されています。
遠く遠く離れた首都東京でも6月下旬から「見せる警備」ということであちこちで警備する人々をみます。
特に6月28日、米軍横田基地に近い周辺には警官が非常に多くて驚きました。検問もかつて無い数が
あちらこちらに設けられていましたし。
サミット開催迄まだ日がある時期だったため、全く意識もして居なかっただけに「なんなんだ!?」と。
翌週から、都内でも駅構内で監視している警官や、街ではパトカー巡回の姿を常時見るようになりました。
馴れてしまうのが恐いけれど、いまや「日常の風景」です。
さておき、洞爺湖サミットの会場になっている「ザ・ウィンザーホテル洞爺リゾート&スパ」。
洞爺湖を囲む山の頂に建てられたロケーション抜群のホテルは数奇な運命を辿った建物です。
もともとはカブトデコムという北海道資本の不動産建設会社の子会社エイペックスが建てた超高級会員制
ホテルでした。「ホテルエイペックス洞爺」という名称の。
このカブトデコムという聞き慣れない会社は、「北海道拓殖銀行」を都市銀行初の経営破綻に追い込んだ原因と
なった会社の一つです。「たくぎん」の無計画融資によって建てられたホテルです。
だからこそあんなにも壮大な建物が実現したと云えるわけです。
すでにホテル開業前からバブルも弾け、つぎ込んだ多額の資金回収もままならず・・・。
たくぎんの傘下に入ったものの、たくぎん破綻とともにオーナーが次々に変わり、そのうちに休業を余儀
なくされます。
そして、自分が北海道にいた年にやっと今のウィンザーホテルとして営業再開しました。
あの当時、テレビCMでさかんに再開の宣伝が流れていました。ト音記号の形をしたチャペルもあります、みたいな
宣伝文句でした。
札幌から車で函館に行く途中、洞爺湖周辺では湖は見えなくてもあの建物の勇姿だけはどこから
でも見ることができます。それこそ山の上に建っているのですから・・・。
でも2000年初めのあの頃、それは道民の誇り「たくぎん」の息の根を止めた悪の象徴なわけです。
少し前までは休業していた時期とも重なり、廃墟も同然で「不気味な姿」でした。
そんな壮絶なる運命を辿った建物が世界首脳が集う場所となったことに隔世の感を憶えます。
道民がいまひとつ歓迎ムードでないのもあの場所で開催されていることが遠因なのかも知れません。
洞爺湖に集う世界のVIPは知る由もなく、また知る必要もないハナシです。
- 2008/07/08(火) 22:41:24|
- 日々の雑感
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